中部大学で講義

2022年11月29日

中部大学春日井キャンパスよりお声がけいただき、学生の皆さんに講義をいたしました。「国際ジェンダー論」をテーマに、「愛知県議会初の女性議長から見た女性活躍社会」という内容でお話しました。中部大学の羽後教授からお話をいただいており、私のこれまでの経験と丁度、議長と共にフランス共和国へ調査に行ってきた内容を織り交ぜながら、パワポを作りました。

 

初当選した時は、自民党女性議員として32年ぶりでたった一人だったこと、子育てや仕事との両立で大変だったことを話し、そこから得たことは男性議員と同じ土俵で張り合うのではなく、女性議員でしか出来ないテーマに取り組もうという思いだった。それから幼児教育無償化や女性議員の出産・育休などを議会会則に盛り込む活動を進め、実現へと努力したことを話しました。

 

その後、フランスで調査してきた「STATION F」や「少子化対策」について、日本と比較しながら説明しました。「STATION F」は国をあげて大統領が率先して進めているスタートアップ事業で、2025年目標達成がすでに前倒しで2022年1月に達成していること。先進国なのに1.83という出生率を維持できているのは子育て支援の保証がしっかりしていることなどを説明しました。

 

そして愛知県でも「STATION Ai」が2024年からスタートし、「起業を志す人々が国内外から集まる場所に」とフランスと提携し、スタートアップ事業を始めます。フランスでの「STATION F」では4割が女性です。学生の皆さんにもぜひ目標を持って男性も女性も輝ける日本になってほしい、もっと意識を変えましょうと話しました。

 

講義が終わった後、学生の皆さんから質問や感想が寄せられ、必死で話したことが少しは伝わったかなとうれしくなりました。その後、なんとひなご幼稚園の卒園児が中部大生となり、この講義に参加してくれていたことがわかりました。久しぶりの再会とその成長に驚くばかり。こんなに大きくなったの、とびっくりでした。次世代の皆さんへ伝えていくことが我々の使命だと心し、これからも頑張ります。